<1>事業と借金承継は突然に

父の他界と承継

2025年某日、友人のディズニー結婚式参列に浮かれている僕に兄からライン通知があり、あれよあれよと地元に帰還し気づいたらお葬式が終わっていた。僕の実家は父が3代目を務める100年をちょうど超え建設会社で曽祖父はいわゆる地元の名士で祖父と父は一般人ながらなんとか繋いできたという感じのなんとなく老舗な会社だった。父は社交性が高く、広く友人がおりお葬式は壮大なものとなった。それとは対照的に突如家業をどうするかとの問題に直面した私と兄だった。ひとまず父の右腕社員と経理全般を見ていた税理士事務所とコンタクトをとった。

事業継続は困難だが会社はたためない

まずは父の右腕社員、ワイルドな髭が特徴的ないかにも建設業といったおじさん、ここではマルティネスさんと呼ぼう(純ジャパ)。マルティネスさん曰く、今後の会社存続はやれないことはないが厳しいとのこと。理由としては市況が厳しいのはもちろんだが社員が老兵ばかりでリーダークラスが退いたことを考えると難易度が相当高いとのこと。兄とはマルティネスさんにやれるとこまで回してもらおっか🎶とか簡単に考えていたがいきなり出鼻を挫かれる。

次に顧問税理士と財務状況の確認をした。担当税理士は細身でおちょぼ口の優男なのでここでは敬意を込めてスパロウさんとお呼びしよう。なぜ敬意を込めてかというと、税理士の仕事の範疇を超えて経理部員のような仕事までしてくれていてこの人無しには成り立っていなかったからである。話が逸れたが弊社の財務状況を確認すると、債務がえらいことになっていた。法人で5,000万円、個人でも同じくらいあり、合計1億弱の債務があるとのこと。しかも個人名義で連帯保証人となっているので債務放棄すると土地建物、個人資産全てを持っていかれるとのこと

マルティネスさんとスパロウさんとの会話を振り替りこのまま業務を続けても黒字になる保証はなく、かといって会社をたたむこともできず、収入ゼロで返済をしていくしかないとの結論に至った

これからどうするか

会社は残すことに決まったが事業継続は困難なため従業員さんの退職手続きと廃業を進めることに。とは言いつつ毎月の債務返済もあり、事業廃止までの運転資金が足りるかどうかなどなどを進めて行くことになりました

それではまた

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